2018年3月19日月曜日

バリアフリー映画祭in三原

この土曜日は障害などをテーマに3本の映画を一度に観られるという贅沢な一日でした。なしかも、そのうちの一作品は原作者のペコロスの岡野さんがこられるという。すごかーな時間でした。どの作品も下手すると自分の弱味になる部分をさらけ出して何かに挑戦するというものと、実際に起こっていることを物語にしていることです。車いす。介護。学級運営。どれも身近な日常的なことを豊かな視点で観られています。介護の映画の後ではトークショーもあり、自分の時間を大切にというメッセージがありました。学級運営の物語では、お子さんが観たいと言ってこられた親子も鑑賞していました。何かを考えたい。普段起こっていることにコミットしたい。そんな気持ちも捉えることができました。知ることだけでも変化が生まれるのかもしれません。考えると行動に表れるかもしれません。個人の中でも地域の中でもいい循環が生まれたらなと。
運営していただいたみなさん。お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

2018年3月4日日曜日

広島県作業療法学会でした


すでに季節は春を思わせるような陽気だった今日。なんとまぁ今年初めてのブログ更新。投稿は10月以来だから…約半年ぶりになります。2月はどうやら毎年のことになっていますが、神明市(三原に3日間で約30万人の人手)でだるま販売。翌週には、三原市の精神保健福祉ネットワーク主催の「こころネット祭り」。近隣のジャズが集まってくるセトウチジャズキャッスル。1,000体以上の石のおひな様がお寺にならぶ「おひなまつり」。と毎週のように違うイベントをこなしていました。

今日は、県士会の学会で本町ごはん はらのすけから演題発表をしました。私はサポート役でしてアドバイスをしました。はらのすけで働く方が働く目標を持つという内容でして、将来が明るくなるような発表でした。発表した方も演題の上にあがって初めて体験する空間と緊張感の中で新しい何かを見つけたと言っていました。私も負けずにやらなくちゃ、と思いました。本当にお疲れさまでした。

今回の学会のテーマには「人財(人材)育成」がキーワードに含まれていました。新人の育成。臨床実習や(作業療法)教育とは、ということを考える機会になりました。後輩の育成、新人、というと育てなければならない、とか、先輩の仕方を見習って…というのを思い浮かべるような内容でした。
人材育成の中で感じるのは、やはりお互いの信頼関係の中で学びあうことです。先輩も後輩も技を持っていようがいるまいが、ある目標に向かって共に学びあえる存在になりえるか、いかに学びあう環境作りをするか、それによっていかに効果を明らかにできるか、ということが挙げられると思います。新人だからできない、新人だから未熟だ、新人だから勉強しなくちゃいけない。では、いつまでたっても別の存在じゃないかな、と思います。

これは、別に職場環境に限ったわけではなく、相手が困っていて、私たちが「対象者」とか「クライエント」と呼ばれる人たちともそういう関係だろうと思います。今回発表をした事例の方も片まひではありますし、できないことも多いのですが、一緒に仕事をするうえで、私たちなんかよりもよっぽど知っていることや技能があります。こうやってやれば片手でもできるんだぁと感じることも多々あり、日々学ばせてもらっています。

そういう関係になれるかどうか、そういう環境ができるかが一番の関心事でして、おそらく病院や医療現場ではなかなかできづらいんじゃないかなーと思います。

また、明日から新鮮になれるような学会でした。

久しぶりの投稿を読んでいただいた方。ありがとうございます!
写真は、学会終了後のパンの生地出しです。