2016年7月6日水曜日

ふぞろいの野菜

ここ最近気になる会社がある。自家ブランドの野菜を育てる過程や、それを商品にする時の選別や袋入れに障害者雇用をしている。今日は、さらにこんな記事が掲載されていた(7月6日付中国新聞朝刊)。
要約すると、地域の農家が提供する形も大きさも異なる野菜をほとんどを買い取り、流通に載せて商品化するというものだ。形が合わないものは外食や惣菜にまわすことで、そちらのコストも下げることが出来るし、なんといっても農家さんが一所懸命作った野菜すべてを販売すことが出来る。

ちゃんくすでは、お弁当やお惣菜を作っている(会社は別組織ですが)。もともとの動機のひとつには、地域で捨てられる運命にある野菜を少しでも食材にして、近所に住む方々に消費してもらうこと。遠くから来た食材で、同じようなものを大量生産するのではなく、地域で作ったものを地域の人が加工して地域の中で消費する循環を産みたかった。しかし、当然作る人がいるわけで、その人材は雇用がなかなかできづらい方々と一緒に作りたかったし、現在、そうしている。
この形態がうまくいくのか、この形態でやり遂げられるのか、はわからないけど、今のところはなんとかやれているようにも思える(…わからないけど)。

このお弁当作りをするころもいくつかの野菜を追いかけたけど、多くの答えは一緒だった。すでに売り先が決まっている野菜なんよ。でもサイズの違うのは売れんけぇ、それなら(ほとんど無料同然で)提供できるよ。多くの農家さんは契約農家となっていて、売り先が指定する物を指定する大きさで指定する日にちに指定する量作ることを要求されている(ようだった)。地域の野菜は流通に乗って遠くでお金にかわっている。

でも、売れ残っている(と解釈される)野菜にこそ、地域で使われるべきものじゃないかと(どうも私には被害者意識みたいのがあるのではないかと思うが)。使われなくなった家、空いている土地。地域には資源がある。

勝手だけど、このエブリィも同じ方向を向いているような気がした(まー勝手な解釈だこと)。

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