2011年7月20日水曜日

ソーシャルインクルージョン

ちゃんくすで活動をしていると,作業ができるってことは社会の中で「人」としての部分がどうでも良くなるときがあると感じます。芸術家の中には,たーくさんの愛人がいたけど,その絵画は独特の世界観を表現していて評価されて社会的な位置を持っている方もいます。音楽家の中には,自分の表現を麻薬を使って拡げている方もいます。愛人がいること,麻薬を使うこと,これらは肯定されるものではありません。かといって,そこから生み出される表現は人を感動させたりすることもあります。
時々,障害ってのが良くわからなくなるときがあります。確かに,できないこともあるけれど,何かをできることで人をあっと言わせたり,人を豊かにすることもあります。
social inclusion(ソーシャルインクルージョン)という言葉があります。「全ての人々を孤独や孤立,排除や摩擦から援護し,健康で文化的な生活の実現につなげるよう,社会の構成員として包み支え合う」という定義があります。個人的な印象ですが,最後の「…包み支え合う」という言葉はあまり好きではないのですが,孤独,孤立,排除,摩擦という状況が障害っていうことなのかな?ひとりひとりのこういう状況を解決していくことがちゃんくすの存在の意味なのかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿