2013年4月3日水曜日

三原~三次。多機能トイレの旅

今日はトイレ調査隊の活動日。島根県は松江市に車いすで行く方がいるのですが、車での移動で必要なのがトイレと、ゴロンと横になれる場所です。尾道から松江までは現在高速道路ができつつあり、この3月に三次から松江まではつながりました。これまでは、遠く岡山を経由して山陽道~岡山道~中国道~米子道~安来道路。。それはそれで早いのですが、どうしても遠回りでした。今回開通した三次~松江線は遠回りせず行くことができます。しかし、三原~三次までは一般道です。そこで、インターネットで調べに調べて、三原~三次間の公共施設での休憩を検討して、今回の調査になりました。もちろん。私は運転手でして、隊長は多機能トイレ博士くん。ナビ専属隊員。記録隊員も含めて4名のチームで行きました。それぞれが、それぞれの仕事をしながら課題を進められるという、なんとも充実感のあるチームでした。

いろんなトイレがあります。というか、使われているトイレと、使われていないトイレ、使い方の間違えているトイレ…。その場所によって、同じトイレでもなんだか違います。重たいドアは開けることが出来ません。すぐに閉まってしまうドアははさまれちゃいます。あまり使われないからといって、ドアの近くに物を置いておくといざという時に使われません。

多機能トイレというのは、基本的に場所をとるし、お金もかかります。現在の建築の中では200cm×200cmが最低必要だとされています。車いすが回転するには150cmの直径のスペースが必要です。トイレには、必ず水をためる貯水槽が必要です。壁に埋め込むタイプも最近は多いのですが、施工の段階からタンクのために壁に穴を掘っておくことが必要です。これがまたお金がかかります。いろんな身体にあわせたトイレはなかなかありません。横になろうと思うと簡易の折りたたみベッドがありますが、これとてひとつ30万円くらい。お金も場所もかかります。

残念ながら、三原~三次までの一般道では、願いかなわずでした。どうしても横になれません。ちょっとしたことだけど、ないと困るスペースです。残念。

またのトイレとの出会いに期待しながら帰ってきました。

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