2013年5月12日日曜日

新たな出会い~本町の巻~

今日は夕方から本町を歩きました。まったく歩くつもりはなかったのですが、ひとつ年間計画で行っている企画があって、その下見というか、とにかく現場に行ってみようと思いましてフラッと立ち寄りました。これまでもウォークラリーなどでお世話になっている地域です。かなり歩いています。いつ歩いても小路があり、通りを歩く人とは会釈をし(…というかせずにはいられない)、立ち寄った場所でついついと長話し、意外と多い樹木の色づく姿を見ては季節感を楽しみ、こういう場所でこんなことができたらな…と発見を楽しみしています。今日は歩く計画もしていなかったのですが、ついでの用事で歩いてみると、これまた素敵な出会いをしてしまいました。

これまで、何回も歩いていますが、いつ歩いても開いていないお店らしきものがあったのです。これまでも気にはなっていましたが、まぁいつものこと…と思って、開いていないことに当たり前さを感じていましたが、そのお店らしき所の玄関先で、私が知っている人が話し込んでいるじゃないですか。「あれっ?」と思い声をかけると、中にいる方も知っている方。「え?なんで?」。そう、いつも開いていないお店らしきところは、たまーに気ままに日曜日に開いているお店でして、しかもそれは私が知っている方がやっていました。そこでひとつめの出会い。

何をしているかというと…はあまり詳しくお書きできないのですが、とにかく素敵な活動をされていました。中に入っていくと、時がとまったかのような空間に、明らかについ最近命を吹き込まれたかのような作品達。ちょちょちょっと待ってよー。まだ心の準備できてないんだって。なんていうかな。コントラストがばっちりだったんですね。空間と作品と人の。ここで2つ目の出会い。

奥に入ると程よい広さに畳とキッチン。もうまいったまいった。そして、2階に上がると、そりゃぁ完全な工房です。とことん打ち込めるだけの材料と道具と空間。私はよく靴フェチとよばれるのですが、なぜかいつも視線が下に向きます。猫背なのもそのせいだろうと思います。その2階の床がとっても暖かくて、人が何十年間も過ごした後がくっきりと残っていて、それがまた暖かいのですよ。足元からじわーっとくるんですね。これが3つ目の出会い。

そこで長話をして、次には小路を歩き、駒が原の方へと歩きました。本町の面白いところは、メインストリートからたくさんの枝のような道があることです。道が先にあった、というよりも、建物と建物の間に道が出来たような感じなので生活観があり、ごはんの支度のにおいもしてきます。夕方の5時を過ぎた時間なので近くの小学校で遊んでいた子ども達が自転車で帰っていました。その姿が、また…ノースリーブのシャツに裸足で自転車。おいおいまだ夏じゃなかろうが…と思いながら歩いていると、裸足で自転車乗っていることを自慢げに話します。裸足で雑草も抜きます。なんだー。このタイムスリップ感丸出しの少年は。暗くなる前に帰るようにね、と言うと「それくらい、知っとる。」と返されました。まいったまいった。ここで4つ目の出会い。

今日はサッカーミュージアムが開いていたので、ここでも少し長話。広島県のサッカー協会の広報部長さんなので、今までの多くのチケットやらお土産があります。すでに何度も行ったことはあるのですが、今日始めて知ったのは、1993年5月15日のJリーグ開幕戦のチケットがあること。この日は歴史的な日でして、私は福岡で実習中でテレビで観戦しました。そのブラウン管の中の世界を実際に体験した人が本町にいるとは。ここで5つ目の出会い。

長くなりましたが、そんなこんなで本町を新たな出会いを堪能した夕方でした。「歩く」がこんなにいい街はないですよ。写真はサッカーミュージアムにある、現サンフレッチェのゴールキーパーで日本代表(A代表)の西川周作のサイン入り手袋。こういうのを実際に触れるという体験が出来るのもいいですね。歩きたい人はちゃんくすに来てね。ご案内しますよー。

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