2013年6月1日土曜日

ナミねえに会ってきました

昨日は、神戸学院大学に授業をするのと、斉藤工房のスピーカーの納品をするので車で神戸まで行きました。神戸といえばスイーツ。スイーツといえばパティシエ。ちゃんくすのパティシエくんも今や、修行中です。神戸にはプロップステーションという社会福祉法人があります。障害者という呼び名ではなく、チャレンジド、挑戦する人を応援して社会参加を促しています。平成23年12月に三原でフェリシモさんの方を講師にお招きして障害者就労支援施設の製品をフェリシモさんの作家さんが、デザインに取り入れて製品化して販路拡大をしているという話をうかがいました。その仕掛け人がナミねえさんこと竹中ナミさんです。その前から活動は時々見ていたのですが、とにかく企業とつながり、稼ぐ事業をやっていました。いまや、NHKの委員だったり、春の園遊会に招待されるは…とその活躍ぶりはテレビでもよく拝見します。神戸に行くので、ダメもとと思って会えませんか?というコールにOKをいただき、会ってきました。
私は、企業と作業所をつなぐ原動力と具体的な策はあるのか?ということが知りたかったのですが、それをはるかに超えたエネルギーと作戦と心臓(ハート)とおしゃべりでした。企業とつながるのではなく、どうすればもっとより良い社会を作るために活動できるか、どうすればチャレンジドの方々の個性を社会に活かせるか、どうすれば問題解決に向かえる人材を役割を持って社会の中で仕事が出来るか。そういう戦略の中で活動していました。何もないところからのスタート、娘さんとの出会い、いろんな個性ある人との出会いと、社会のつながりにくさに対する驚き。そのやり方には多くの反対意見もあったようですが、それでも続けていって、今やいろんな人材を社会に送り出しています。
「よい子は真似せんほうがええで。」とご自身が言われるように、既存の社会制度ではナミねえさんの戦略はできません。企業と付き合うのではなく、企業の中のひとりの人とつながり、企業を巻き込み、社会貢献を果たしながら、個人の幸せを達成するということをやっていました。
渋滞で遅れていったにも関わらず、なんとま90分もお話が出来て、また力がわいてきました。
ちゃんくすの方向を考えることが多いのですが、このまま進んで行こう、と感じました。「よい子は真似せん方がええで。」。私は真似はできませんが、私なりにやってみようと思います。つくづくですが、やはりちゃんくすは支えられているなぁと思いながら三原に帰りました。
写真は一緒に行って、授業にお招きいただき、斉藤工房のスピーカーをご購入いただいた藤原先生(左)。ありがとうございました。

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