2013年2月2日土曜日

中小企業家同友会研修会in呉

本日は広島県中小企業化同友会の研修会が呉で行われていました。会員である私は三原のいけてる支部長さんとスタッフの計3名で研修に参加してきました。「ビジネスチャンスとしての介護」というタイトルで庄原や総領町で多世代のいろんな方々を交流しながら地域づくりをしている熊原さんが講師でした。現在は高齢化社会です。少子高齢化も進み、都会以外では、地域の中で人を混ぜ合わせようとすると、どうしても高齢者だけが...障がい者だけが...子どもだけが...集まれる場所を作ってしまいます。制度や組織もそのようになっています。介護保険、自立支援など、は高齢者だから、障がい者だから集まれる場を作れます。また、そういうところを利用していれば家族も安心だという意見もあります。しかし、それではもともとあった地域がなくなります。お互いに助け合ったり、face to faceのコミュニケーションも生まれません。そこで、熊原さんはとにかく在宅で暮らせるように環境を整えたり、子どもの見える形で働けるような工夫をしたりと、人が働く上で大切な地域とのコミュニケーションを大切にしていました。見た目では、介護保険の施設や自立支援の施設が乱立しているようですが、そこで交流が生まれるようにしていました。高齢者だからといってケアを受けるのではなく、漁師は漁師のまま、農家は農家のまま人生の終焉を迎えるようにしていきたい、というポリシーがあるように感じました。
その後のグループ討議でもいろんな意見が出ました。中小企業の会社の経営者がほとんどです。自社が、地域づくりにできることを話し合い、とてもいい時間でした。

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