2014年3月1日土曜日

交流の1日

久しぶりのブログ更新になりました.ここ最近忙しいというか,考えることも多いというか,で夜もなかなか落ち着きませんでした.

今日は,ふたつの行事があっていました.ひとつは三原市の精神保健福祉ネットワーク「こころネットみはら」の「こころネット祭り」.今回から県立広島大学で行われていたものが駅前の保健福祉センターでの開催になります.私は当事者発表のお手伝いをしました.昨日は全盲の落語家,桂福点さんの講演会を聞きました.その時の話も今日の話も,周りに理解者がいれば,障害者が障害を感じることなく生きていけるというものです.少しでも何に困っているのかを聞いてくれれば,救われる気持ちになるかもしれません.人はひとりでは生きていけません.自律ではなく他律.人に助けられながら生きていくことを良しとできればな,です.考えてもみれば私もたーーくさん助けられて生きています.当たり前なんでしょうね.

それから,今日は三原駅周辺でひな祭りのイベントが行われています.これは,今年初めて行うイベントです.ちゃんくすもお手伝いしています.Yフットボールミニミュージアムを臨時開館させてもらってサッカーぜんざいを振舞っています.このイベント.ちゃんくすがお世話になっている本町でも行われていますが,できるだけ,自分達が何かをするのではなく,市民の中で何かする人でお客さんをもてなす…というコンセプトがあります.町にお客さんが来て,町の人がもてなすというものです.そうすれば,いつも人にやさしい町になるかもしれない.もっと違う魅力がでるかもしれない.そんな意識もあります.残念ながら,私はずっと関われないのですが,合間合間にチラチラと見て回りました.さすがにひな祭り.普段来られないような人が町を歩いていました.いろんな人が集まり,交わることで新しい見方やアイデアも浮かぶかもしれません.

今日のNHKのスポーツニュースで「スペクトラム」という話がありました.連続体です.勝者がいると必ずそこには敗者がいます.敗者がいるから勝者がいます.障害のある人も,ない人もスポーツという競技の前では,障害はあまり関係はありません.オリンピックとパラリンピックだって,競技をして敗者と勝者を決めるのですから分けられているけど,本当はそのスピリットに則れば同じ時間を共有して開催する方がいいはずです.

町もスペクトラムのはずです.赤ちゃんもいれば年頃の人もいれば,高齢者もいる.それを制度とかで切り取っていくから,生きていきにくくなるんじゃないかな.
私の中では,今日のこころネットも,ひな祭りイベントも実は同じテーマ.交流でした.それをあらわす一枚が冒頭の写真です.本町のおかみさんがみんなを迎え入れています.
明日は広島県作業療法学会です.交流もできるのかな.

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